安心できる未来の水戸・グランドデザイン

 第9代水戸藩主徳川斉昭公は、弘道館で武芸を奨励する一方で、偕楽園という安らぎの場を設けました。
 緩急のバランスをとることで人が成長し、まちが発展するという「一張一弛」の考え方を人づくり、まちづくりに取り入れたのです。

 この精神を継承し、将来にわたって、安心できる、暮らしやすいまち、訪れてみたい、住んでみたいと思われる選ばれるまちをつくりあげていくため、市民の皆様とともに、ハード・ソフト2つの視点からの「安心できる未来の水戸・グランドデザイン」を軸としたまちづくりに取り組みます。

2つのグランドデザイン

グランドデザイン1:持続可能な都市構造への転換
都市機能の集積と交通ネットワークが形成されたコンパクトシティの実現
グランドデザイン2:多彩な文化や交流の創出
芸術・スポーツを楽しみ、文化をつむぐ成熟したまちの実現

都市機能の集積と交通ネットワークが形成されたコンパクトシティの実現

 人口減少社会、超高齢社会が到来する中、将来にわたって暮らしやすいまちをつくっていくためには、都市構造自体を転換していかなければなりません。
 都市核(中心部)への機能集積を図りながら、都市部と周辺部それぞれの持つ資源や特性を生かし、適正な役割分担をすることによって、生活の利便性を高め、次世代に過度の負担を残さないまちづくりです。
 そのため、これまでの都市基盤整備の効果や地域の魅力を生かしながら、効率的で暮らしやすく、環境にも優しい、多極ネットワーク型の水戸ならではのコンパクトシティをめざしていきます。

  • 都市核(中心部)への商業、業務の企業誘致をはじめ、医療・教育・文化・居住等の都市中枢機能の集積を図ります。
  • 赤塚駅・内原駅周辺などの交通結節点周辺や周辺部における地域生活拠点、産業系拠点においては、地域特性を生かした魅力や活力を高め、コミュニティの維持向上を図ります。
  • 都市核と地域の生活拠点や医療拠点を結ぶ公共交通とともに、まちなかでの自転車・歩行者が自由に移動できる空間を確保し、人と環境に優しい交通ネットワークを構築します。
  • メリハリのあるコンパクトな都市構造への転換によって、まちなかに人を呼び込み、新たな人の流れを生み出し、地域経済の活性化を図ります。

芸術・スポーツを楽しみ、文化をつむぐ成熟したまちの実現

 まちは、人々が暮らしていく基盤や器としての役割を果たします。あわせて、暮らしに潤いを与えることや、まちの持つ自然や景観・歴史、そして、そこに集うさまざまな人の活動が感動を生み出し、次代を担う子どもたちの豊かな感性を育むということも、まちの持つ大きな役割です。それが、まちの文化であり、個性と魅力を生み出す原動力ともなります。
 そのため、水戸の大きな魅力である水戸芸術館を中心とした芸術文化、市民一人一人が育んできたスポーツ文化を一層進展させ、多くの人が集い、交流することによって新たな文化を創造し、楽しめるまちをつくります。そして、その文化が経済や産業の発展につながる成熟したまちの実現を目指していきます。

  • 水戸芸術館や新たな市民会館を中心とした芸術文化、トップレベルのスポーツ競技に触れ、参加するスポーツ文化それぞれを重層的に醸成し、多彩な文化を体感できるまち、多くの人でにぎわう楽しめるまちをつくります。
  • 芸術文化・スポーツ文化の振興によって世界で活躍できる人材育成を図るとともに、多くのアーティスト・アスリートが水戸で暮らし、活動する仕掛けづくりに取り組みます。
  • 自然や歴史、スポーツなどの様々な地域資源や地域の伝統、文化を大切にしながら、地域コミュニティとともに、地域特性を生かしたまちづくりを進めます。
  • 文化・スポーツのコンベンションの誘致や地域の歴史、伝統、文化を生かしたインバウンド観光にも力を入れ、多彩な交流を創出しながら、まち全体の活性化を図ります。